シーティングとは何かを知る。
こんにちは、野本です。
投稿2回目の今回は、過去に何度かこのブログでもご紹介しました
【生活づくりのシーティング】という本を読んだ感想を書きたいと思います。
まず、私たちの日常生活において座るということは当たり前の動作であり、姿勢です。
そして、この本は、座る姿勢づくりについて書かれています。
座るという姿勢は、食事、排せつ、入浴など生活する上でも使っている姿勢です。
人それぞれ体型も身長も体格も違うのに、使用されてる椅子やテーブル、車椅子等、
同じものを使用するということはおかしいということに恥ずかしながら読んで気づかされました。
そして、お年寄りに多い猫背(円背)の姿勢でいることの問題点についても触れていています。
☆円背によってお腹が圧迫すると横隔膜も圧迫し浅い呼吸しかできない→呼吸機能の低下
☆食事姿勢や更衣着脱、車椅子の操作がうまくできない→生活動作の困難
☆下を向くことが増え、何事に対しても興味が湧かなくなる→生活意欲の低下
さわりの部分ではありますが、上記の問題点を改善するためにもシーティングの必要性を理解する事ができました。
そして、よい姿勢とは、座る姿勢(座位)においても、
脊柱がS字カーブを描いてるときがよい座位姿勢を維持する要となっています。
猫背(円背)の姿勢=C字カーブ → よい座位姿勢=S字カーブにしていくために、
坐骨あるいはお尻が座位をとっている台の上から前へと滑り出て、骨盤後傾にならないように防ぐアンカーサポートと、
頭の重みを受けて自然に骨盤を後退させていくのを予防する措置としてバックレストを使った骨盤サポートが必要だということ。
また、姿勢づくりにも多職種連携と姿勢の明確な目的が重要だということが勉強になりました。
この本を読んでみて、自分が学んだことを仕事にも活かせるようにどんどん吸収していきたいと思います!!