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食事ケアを考える…

こんにちは、野本です (^^♪

今回は、こちらの【生活づくりの食事ケア】を読んだ本の感想を書かせていただきます。

 

 

こちらの本は、口から食べることの重要さに気づかせてくれる内容でした。

口から食べることは、味を感じて美味しいと思う気持ちや、お腹いっぱいになって満足感を感じたり、唾液の分泌が促進されて口の中を清潔に保つなど良いことがたくさんあります。

ですが、お年寄りの方は、加齢や病気などで飲み込み(嚥下)が難しくなることがあります。

この本では、病気(球マヒやパーキンソン等)による嚥下障害の胃ろう・鼻腔栄養を除く、それ以外の方になるべく口から食べていただけるよう、介護、栄養、歯科の専門の方がそれぞれの視点から書いています。

 

一番印象に残った内容が、生きていても仕方がないという気持ちが、食に対して消極的になり、お年寄りが食べなくなるというお話でした。

私の身近にも同じように生きる気力がなくなり、激やせして体力も落ちてしまった方(Aさん)がいました。

食事が取れないので病院に受診したところ、お医者さんに

『Aさんは医療での治療ではなく、介護が必要な方です。一粒飲むとたちまち食欲が出て、元気になる薬は残念ながらありません。』

と言われてしまいました。

Aさんは家に引きこもり状態で生きていても楽しみがなにもないとおっしゃっていたので、介護認定の申請をして近所のデイサービスに週2回通うことで、外との交流を増やしながら歯の治療も行なったことでみるみる元気になられ食欲も出るようになり、1年かけて元の体重に戻りつつあります。

この経験と本の内容に書かれていることが共通していたので、とても共感する事が出来ました。

 

また、嚥下が難しい方の為の食事形態をレベル毎に分けての提供方法の仕方や、口腔ケアの方法も具体的に書かれています。

弊社ではプライベートケアや旅行の付き添いで食事介助をする機会があるので、とても勉強になりました。

 

お客様に喜んでいただけるヘルパー兼ドライバーになれるよう今後も知識と経験を増やしていきます。ヽ(^o^)丿

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