皆様、こんにちは。

東北のご自宅より、お嬢様のマンションの
お近くの施設に転居された
N様ご夫婦がいらっしゃいました。

ご主人様の体調が思わしくないとのことで
大きな病院に通院することになり、
同行させて頂く事になりました。

お二人で行かれるとこと心配された
お嬢様からのご依頼でした。

とても仲の良いご夫婦でした。

ご主人様は、立ち上がり歩行にふらつきがあり、
外出は車椅子で、とのお話になりました。

奥様はいつも簡単に食べられそうなおやつや、水分を
しっかり準備されてらっしゃいました。
食事もご一緒させて頂きましたが、
ご主人様が塩分を取りすぎないように
天丼のたれは別にしたり、味噌汁を薄めたり
レストランの食事でも工夫されていらっしゃいまいた。

ただ、奥様はご主人様が検査等で席を外すと、
不安そうな表情になり、

お戻りになると、いつものしっかり者の
奥様に戻っていました。

奥様はご主人様のことが心配で、
とても不安だったのだと思います。
でもそのことをご主人様に気が付かれないように
気丈に振舞っていたのだと気が付きました。

慣れない土地の慣れない病院で
車椅子のご主人と、お二人きりだったら
どれほど、心細かったかと思います。

実際、車椅子で、介助が必要なのは
ご主人様の方ですが、
ご夫婦そろっての通院に同行させて頂く事で、
奥様の不安も少しでも和らげば・・・と思いました。

奥様にご主人様のお話をいろいろお伺いしました。

東北で、薬剤師をされていたそうです。
東日本大震災の時は薬の瓶が壊れて大変だったこと、
その何十年も前にも地震があって、瓶が壊れて・・・
震災は2回目だったそうです。

ご夫婦でいろいろな苦労を乗り越えて
暮らしていたのだと思います。

お話を伺う事で少しでもお辛い気持ちが
和らげばと、思いました。

ご利用者様は、思うように体が動かなかったり
ご気分がすぐれなかったりするので、
介護されるご家族様も不安だったり、
大変な思いをされていると思います。

奥様は、ケアの終わりにいつも
手を取って「ありがとう」と言って下さいました。

お話をお伺いすることくらいしか
できないのですが、
ご家族様の心に寄り添う大切さを
改めて感じました。