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ケア付き介護タクシー

お通夜への参加のお手伝い

お通夜昨日は、夕方から、お通夜に参加される方のケアをさせて頂きました。普段はほとんど外出されないとのことでしたが、今回は大切なご主人が亡くなられたとのことで、ご家族からぜひ参加させたいとの強いご希望があり、ケアをさせて頂くことになりました。

出発前、長時間の外出が見込まれることから、予備のおむつとトロミのついたお飲物を預りました。そして夕方5時半ごろに、さいたま市大宮区の施設を出発。都内の葬儀場へと当社の福祉車両で向かいました。

高速を使い、約50分後に葬儀場へと到着。更衣介助にて上着をお召し頂き、お通夜の会場へ。ご家族、ご親戚の皆がとても歓迎されており、皆から大事にされているということを強く感じました。ちょうど、ご焼香の最後のころで、お済ませになりました。私もご焼香させて頂きました。

僧侶の方による読経が終わられ、ご焼香も終わった後、ご家族が一斉にその方の周りに集まられ、次々と話しかけられました。普段は、ほとんど表情に変化のないような方とのことでしたが、この時ばかりはとても表情豊かになられました。とくに、お孫さんやひ孫さんから話されたときの、あの柔らかな表情は忘れられません。

ご焼香を終えられたら施設に戻られるご予定でしたが、ご家族からご希望があり、時間にも余裕があったため、通夜振る舞いにも参加されることになりました。ご子息から、柔らかな煮物やグラタンなどを食べさせてもらい、普段と違う食事に刺激されたのか、たくさん召し上がっていました。また、以前はお酒がお好きだったとのことで、ノンアルコールビールも飲まれました。普段はほとんどお話されない方が、この時に「苦いね」とコメントされたことに、ご家族も大変に驚いて喜ばれていました。

ケアとしては、シーティングに問題が出てこられたので、何度か座位を直させて頂きました。また、溝などがある施設内を車椅子にてスムーズに移動されるお手伝いもさせて頂き、食事の介助もさせて頂きました。

時間はあっという間に過ぎ、予定の時間を回りました。ご家族に見送られながら、再び車中の人になられ、ご一緒に介護施設へ向かいました。およそ45分後、施設へと無事到着。当日のご様子や召し上がったものなどを施設の方にお伝えし、失礼させて頂きました。料金は後日、振込払いにて頂きました。おおよそ、3時間のケアとなりましたが、ご家族もご本人も、何より亡くなられたご主人さまも喜んで頂けるようなお通夜だったのではないかと思います。

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