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ケア付き介護タクシー代表ブログ

羽田空港へ結婚式に(挙式編)

(道中編からのつづき)

結婚式会場への到着は予定時間とおおよそピッタリ。間に合ってよかった〜と思いつつ、息子さまと連絡をとりました。ちょうど、落ち着いていた頃のようで、すぐに来てくださり、しゅう爺さんに「お疲れ様!来られてよかったね」と声かけをされながら、お着替えの部屋へ。

息子さんと一緒に手伝いながら、白ネクタイを締め、上着を着られ、しゅう爺さんはしっかりとした服装に。今回の花嫁さんではないお孫さんとその旦那さんも駆けつけられ、お話をされながら挙式会場へ向かいました。

挙式会場では、ご親族の方々に迎えられ、「よく来たね!」「きっと◯◯ちゃん(お孫さんの名前)も喜ぶよ!」とさまざま声をかけられていました。一瞬、状況が飲み込めないような表情をされていましたが、その後、お話を聞きながら、だんだんとその場に馴染んできたようでした。

いよいよ挙式が始まりました。司会から第一声。中央から新郎新婦入場。人前式での宣誓。指輪の交換。誓いのキス。一つ一つに大きな拍手。しゅう爺さんも、優しそうな目で拍手を送られていました。

その後、新郎新婦を、花吹雪ではなく、紙飛行機を飛ばして送り出す、というイベントがありました。司会のかたが「近くまでお寄りください」とお話され、しゅう爺さんも、片手を息子さまに、もう片手を私が支え、ゆっくりと歩いて行かれました。

スタッフの方が気を利かせてくれて近くに椅子を用意してくださり、しゅう爺さんがそこに腰をかけました。すると、新婦であるお孫さんが近寄られ、「来てくれてありがとう」と声をかけられました。しゅう爺さんは、嬉しそうにうなづいて、ちょっと涙を拭くような仕草をされました。無事に新郎新婦を紙飛行機で送り出されたしゅう爺さん。またゆっくりと歩いて席に戻られます。

その後、会場の入り口付近で親族で記念撮影を。少し硬い表情をされているなと思いましたが、その方が昭和の男らしくていいのかもしれません。ただ、その後、改めて新婦のお孫さんとお話をされる際は、やっぱりとても優しい目になっていたと私は感じました。

役目を果たされたしゅう爺さん。披露宴には参加されずに帰ることになっていましたので、もう一度控室に向かい、グループホームの方が「疲れないように」と用意してくださった普段着に着替えます。ここでも、もう一人のお孫さんとその旦那さん、もう一人ご親族の方が付き添ってくれています。エレベーターまで見送ってくださり、しゅう爺さん、大切にされているなあと感じました。

さて、帰りは行きと逆をたどります。モノレール。トイレ。徒歩で駐車場。駐車場から高速。

帰りの道中、今日の感想などをお聞きすると、

「驚いちゃったよ。孫があんなに大きくなってしまって。」

「(孫は)かわいいよ。」

などとお話されていました。いろいろ感じ取られた部分があったようで、本当によかったなと私も思いました。

また、車中、甲子園が終わると夏が終わる感じがするとお話したところ、社会人野球を一生懸命やっていたというお話をされ、ポジションや打順など、詳しくお話してくださいました。さらに、「みんなで練習した後の一杯が美味かった!」と何度もおっしゃっていました。

少し首都高での渋滞もありましたが無事に土呂まで到着。少しお疲れの様子でしたが、施設に到着されほっとされた様子。スタッフの方にお荷物などをお渡しして、しゅう爺さんにご挨拶して、失礼しました。

後日、ご家族の方より、お写真とお礼のお言葉をいただきました。今回のブログで使わせていただいているのは、そのお写真です。こちらこそ、ご利用くださり、誠にありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。

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