社員ブログ
介護旅行に出かけましょう‼
こんにちは!スタッフの若林です
先日、作家 篠塚恭一氏の著書『介護旅行に出かけませんか』を拝読したので、感想を述べさせて頂きます。
先ず、この業界に身を置かせながら“トラベルヘルパー”というカテゴリーがある事自体、知らなかったのです。
しかし本書は、ハンディキャップのある方にとって、日常諦めて塞ぎ込まなければならない様な『旅』にクローズアップされています。
また、実現する為のプロセスと利用者様の夢の実現を、具体的な経験と情報を基に達成した、幾つかのエピソードを通じて紹介されています。
読んでいて、目から鱗が落ちたと何度も感じられました。
例えば、旅行の計画を立てる際に利用者様のコンディションは当たり前の事として、道中のトイレ(※多目的ケアトイレ)のリサーチからはじめたり、宿泊施設での食事対応(刻みなど嚥下能力相当)、入浴でのケアツールなど、繊細で綿密な準備が必須な事、これらの下準備が整ってからがスタートなんです。
後は、ご利用者様の要望をいかに工夫し、実現できるかを慣行し、心の肥やしにして頂ける様、弛まないトラベルヘルパーの尽力が必要です。
介護の職に就く者として、日常生活のサポートだけではなく、レクリエーションやトラベルを通じて、利用者様と楽しみや感動が共有できれば、実生活の中での明日への希望が生まれ、困難(治療、リハビリなど)とされる障壁の高さも少しずつ下げられると思います。
今後はご利用者様に、こういった提案を勧めて行きたいと強く思いました。弊社でも介護旅行を承っております。ご興味あるかたはこちらをご覧ください。