【介護旅行】那須高原に一泊二日(初日編)
前回の準備編から続いて、いよいよ旅の当日をお伝えします!
当日は九時半ごろ、施設にお伺いして、ご本人とご挨拶。笑顔が見られ、元気そうなご様子。用意いただいたお荷物を積み込みいざ出発!
用意したCDをかけて音楽を流しつつ、最寄りのICへ向かいます。
天気はあいにくの曇り空。また雨もポツポツ降ってきました。
暑いより良いかもですねとお話しながら、東北自動車道を走らせます。
途中、佐野サービスエリアにて休憩。リニューアル完了しており、すごく綺麗になっていました。あと、障がい者用の駐車スペースが広くなっていて使いやすくなっていました。雨が降っても大丈夫な屋根がとっても嬉しい!
スターバックスにて一服されたいとのことで、チーズケーキを注文。那須のチーズケーキと食べ比べですね。ご本人も美味しそうに召し上がります。
出発して割と間も無く、もう一度トイレ行かれたいとのことで、上河内サービスエリアに寄りました。すると、屋根の大きさが一目瞭然。だんだん使いやすくしようとしているのがわかりますね。
トイレ休憩も終わり、一路那須へ。ICを降りて、昼食場所のしらさぎ亭へと向かいます。
ちょうど雨が止みかかっており、傘を刺さずに外に出られました。
しらさぎ亭はチーズガーデン那須本店の横にあるレストラン。お庭にもを趣向を凝らしており、素敵な雰囲気でした。中には薪ストーブなどもありました。
車中でお話していた通り、ビーフシチューを注文。昔の旅の話などを伺いながら料理を待ちます。
きました!美味しそう。料理に気を取られて写真撮り忘れました〜。チーズソースもお好みでつけられます。
硬そうな野菜は取り分けて、ビーフシチューを食べやすい大きさにカット。確かにトロトロです。ご本人のペースに合わせて、ご飯をシチューソースに混ぜ合わせて召し上がっていただきます。
取り分けた野菜は、ナイフとフォーク、スプーンなどを使って、潰して飲み込みやすくします。こちらもご本人のペースに合わせて提供。
持ってきた「TASTE」のスプーンとフォークを使って、ゆっくりと味わいながらいただいています。何度も、
「美味しい!」
と仰り、喜んで召し上がっているご様子。お店を選んだ甲斐があったな〜と感じました。
ある程度ご本人が召し上がれる状況になったら、私も注文していた料理をいただきました。美味しいお料理でした♪
こちらしらさぎ亭は、商品を売っているお店とは別棟にあり、こちらにはトイレがありません。食事後、お店に移動して、トイレを済ませます。
時間は14時半過ぎ。演奏会の時間に間に合いそうなので、ご本人ともご相談してステンドグラス美術館へと向かうことにしました。
すらりとした白樺の木々と、群生した紫陽花が美しい中、荘重な建物が見えました。三つの教会を一つのステンドグラス美術館として開放しています。イギリスの旗が掲げられていたので、イギリス国教会のようです。
一つの教会でパイプオルガンの演奏を、一つの教会でオルゴールの演奏を聴くことができます。
最初にパイプオルガンの演奏を聴くため、「セント・ラファエル礼拝堂」に向かいます。受付の案内では、「階段がありますが、スロープを用意するので、中まで入ることができます」とのこと。お願いして中に入ります。
パイプオルガンの演奏は、演奏会場では聞いたことがありますが、教会で聴くのは初めて。正面と横には聖書の場面やキリスト、使徒の様子が描かれた綺麗なステンドグラス、煉瓦造りで荘重な作り、そして後方から流れる「主よ、人の望みよ喜びよ」の曲…なかなか、雰囲気と合っています。
15分ほどで演奏は終了。演奏中は撮影できませんが、終了後は撮影できるとのことで一緒に撮影してもらいました。
続いて、「セント・ガブリエル礼拝堂」へと移動。こちらでは120年近く前に作られたオルゴールの音色を聴くことができます。
美術館の女性職員の方(気持ち、イギリスを想起させる服装)がオルゴールの由来や仕組み、演奏する曲について説明してくれます。コインを入れると大きな円盤が回り始め、アヴェマリア、ヘイジュード、子犬のワルツなどの曲が流れました。
終了後、撮影してもいいですかと職員の方にお聞きしたところ、喜んで撮影してくれました。また、せっかくなのでご本人と職員の方のツーショットもお願いしたところ快諾。私が撮影したところ、こちらの顔の方が嬉しそうなのが面白かったです。
こちらの施設にはバリアフリートイレはないと聞いていたので、鑑賞後はすぐにお宿に向かうことにしました。