先日、石川県の方からご依頼を頂きました。
ご依頼の内容は石川県の施設から埼玉県の施設に引っ越しをするという内容でした。
依頼の流れは、前日に石川県まで行き、
そこで一泊して次の朝にご本人を迎えに行き、
埼玉までの送迎をすることになりました。
 
依頼の当日ご本人を迎えに行くと、
息子さんが引っ越しの準備をされていました。
少し大きい荷物があったのでそれは送迎の車の
積み込みました。
ご本人に挨拶すると
 
「今日はよろしくお願いします。」
 
と笑顔で挨拶される。
準備も出来たところで乗車です。
普段は歩行器で歩行されている方なのですが、
長い距離の歩行は難しいとのことだったので、
移動するときは車イスで乗車中は車のシートに、
座っていただくことにしました。
長時間の乗車だと車イスのままで乗っていると、
疲れると思い少しでも座り心地が良い方に座ってもらうことにしました。
 
出発の時間になると、施設の方々が出てきてくださりお見送り。
ご本人は笑顔で手を振られていましたが、
名残惜しそうにされていました。
出発した後は車内で色々な話をされていましたが、
お見送りの際施設の方から頂いた写真を楽しそうな表情で、
何度も眺められていました。
 
高速道路に乗ってからは、１時間～２時間おきに昼食、水分補給、トイレで、
休憩することにしました。
お昼を過ぎるとご本人に疲れが見えてきました。
こちらから「寝ていても大丈夫ですよ」と声掛けするが、
「まだ大丈夫ですよ」と緊張していたのか寝られることなく過ごされました。
 
高速道路も降り「もうすぐで施設に着きますよ」と声掛けすると、
「もう着きますか？疲れました」
とご本人はとても疲れた様子でおしゃっていました。
施設に着くと先に息子さんが到着されており、
息子さんの顔をみると少し安心された表情を浮かべられていました。
施設の方にすぐに居室に案内してもらいました。
ご本人ベッドで横になられたらすぐに眠られていました。
最後、ご本人挨拶できませんでしたが息子さんから、
「本当にありがとうございました」
と感謝のお言葉を頂きご依頼が終わりました。

またのご利用お待ちしております。