介護事故の対応について
今日は、介護事故の対応について書いてみたいと思います。
昨日は夜勤でした。
はじめての一人夜勤。
緊張感は意外なほどなく、落ち着いており、
「やれることをやるべし!」と吹っ切れてやっていました。
さて朝を迎えた6時40分ごろ、ナースコール。
普段はあまり鳴らさない人からでした。
駆けつけてみたところ、
同室の違うおばあちゃんが倒れているのを発見。
鳴らしてくれた方からは、
「音がしたので、どうしたのかと思って見たら、
隣のおばあちゃんが倒れているので、
びっくりしてナースコールを鳴らした」
とのことです。
あわてて声をかけると、
反応はありました。
しかし受け答えは出来ない状態。
何を言っても震えながら首を振るだけ。
毛布をかけて、
急いで夜勤の責任者を呼びに行きました。
もう一人、今の職場の上司も、
たまたま夜勤だったので一緒に来てくれました。
その二人が行っていたことを振り返ると―
①まずは声をかける。
→意識の有無を確認。
②発見時の状況を簡潔に確認。
→対応方法を考えるためのアセスメント。
③次に二人がかりでベッドに移す。
→二次災害防止とボディチェックを行うため。
③本人の痛みのある場所や外傷の有無を、声がけをしながら確認。
→ボディチェック。
④痛みの強い場所に冷シップを張る。
→応急処置。
⑤発見時の詳しい状況の確認と再転倒防止のための注意。
→上長への報告、家族への報告のためのアセスメント。
二次災害防止のための声掛け。
となります。
ぼくは後ろにくっついているだけで、
何も出来ませんでした。。。
次回以降、気をつけるべきは、
上の順番をきちんと意識することかと。
二人の対応は、まず利用者の身体状況を第一義として、
さらに利用者の家族のことまできちんと考えています。
振り返って考えてみても、冷静かつきちんと的を得た対応だったんだな、
と感心してしまいます。
その後は、看護課が来てから様子を観察してもらい、
申し送りで詳細の状況を日勤者に報告し、
事故報告書を作成しました。
ちなみに、午前中の早めの時間に病院受診に行かれ、
検査結果は骨に異常はなく、打ち身の状態とのことでした。
ホッとしました。
ケアにはどうしてもこうした事故がつきものだと思います。
いかに対応するかで、ケアの質は問われるはず。
初めての一人夜勤にして、忘れられない夜勤となりました。