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ケア付き介護タクシー

告別式への参加とその付き添い

昨日はお葬式の付き添いをさせて頂きました。

施設に入所されていた方が、体調を崩され入院されました。
その最中、奥様を突然なくされたのです。
脳卒中でした。

電話がつながらない息子さまもおかしく感じ、
亡くなられたことがわかったのです。

入院中ということもあり、どのようにお伝えされるか、
息子さまも悩まれたそうですが、告別式の朝、伝えられたのです。

その朝、ご一緒させて頂くために、
病室をご訪問させて頂くと目に涙をたたえていらっしゃいました。

「行かなければ」という思いに動かされた様子で身支度をされ、
お孫さん二人が付き添われ、車椅子に乗り、当社のタクシーで出発しました。

お葬式場に着いたあとは、たくさんのご親族がこられていました。
お久しぶりの再会であったそうですが、悲しみの中での再会となりました。

「大丈夫かい」
「あんたがしっかり生き抜くんだよ」
「がんばろうね」

そんな声を親戚の方からかけられて、
また涙を浮かべながら聞いておられました。

式が始まる前に奥様と再会され、
「おれが守ってやらなきゃならなかったのに…」
と声をつまらせたところでは私も涙が出そうになりました。

式は長いので、式が始まる前におトイレをお手伝いさせて頂きました。
そして付き添いながら、時折、喀痰のためにティッシュなどを渡させて頂きました。
お別れに花をたむけられました。

その後は火葬場に。
再び当社の車に乗って頂き移動されます。

最後のお別れの前に、もう一度お見送りをします。
お孫さんの一人は悲しみのため、外に出られました。

骨壷に入られた奥さまは、もといた家に向かいます。
旦那さまも、また福祉車両に乗って家に向かいます。

祭壇へ骨壷が安置され、お線香で弔います。
旦那さまも静かに祈られていました。

ここまで既に7時間ほどが経過。
お疲れの様子でしたので、その後はソファに移乗して頂き、
横になって頂きました。

少し休憩をとられた後、病院へ出発します。
無事に病室に着かれました。
ゆっくりと過ごせるように、息子さまがこの日は個室をとられていました。
こうした思いやりが素敵だなと思いました。
ここで失礼させて頂きました。

親しい人がいなくなると、人はどのような気持ちになるのでしょう。
悲しみにくれたり、気が抜けてしまったり…
思いが錯綜するのではないでしょうか。

お葬式に出席して思ったのですが、
こうした様々な思いを整理し受け入れるために、
こういった儀式というものは整えられたのでは。

悲しい付き添いではありましたが、旦那さまが悲しみを噛みしめながらも、
元気に生き抜いて頂きたいと思いました。

ご利用、まことにありがとうございました。

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