【介護旅行】長野県松本市に一泊二日(一日目編)
こんばんは!代表の小澤です。
先日、さいたま市内にお住まいのご利用者様(以下ヨシさん)と一緒に、長野県松本市に介護旅行に行って参りました。
今回のメインの目的は墓じまい。
実家のお墓を永代供養に切り替えるかどうか、話に行くという事でした。
お客様は70代の男性の方で、身体状況的には、下記のようなADLです。
- 立ち上がり困難
- 移乗はトランスで全介助
- 排泄はおむつ
- 食事は常食、既往のため手の動きがやや悪く介助必要な時あり
- コミュニケーション良好
今回の出発は、なんと朝5時半。
訪問に来られているヘルパーさんに手伝ってもらいながら、リクライニング車椅子に乗り換えていただきます。(事故防止のため、高速道路を通る時は、ヘッドネットかリクライニング車椅子を利用してもらっています。)
段差や狭いところで利用するタイミングも考えて、通常の車椅子ももっていきます。
ドアに鍵をかけ、準備してくれていた荷物を運び、車に乗り込んでいざ出発!
早朝のため、スイスイです。特に大きな渋滞もなし。
当社では遠方の場合、二時間に一度ほど、休憩をとらせていただきます。
今回の行きのルートは、圏央道を通り、山梨から長野自動車道方面に回っていくことにしました。
おおよそ二時間経過したので、初狩パーキングにて休憩をとりました。
朝早いため、食事をされていなかったヨシさん、何を召しあがりたいか伺ったところ、なんと「ラーメン」!
朝ラーメン、若者みたいですね笑
普段、かなり食が細くなっているとお聞きしていましたが、
「うまい!」
と仰りながら、スープを中心によく召し上がっていました。
まだトイレ(おむつ交換)は大丈夫とのことで、一直線に松本へ向かいます。
かなり片側交互通行の箇所が多く、ところどころ60キロ規制がありましたが、大きな渋滞なく、おおよそ四時間程度で松本に到着しました。
まず、ご友人宅に向かい、予め用意してくれていたお土産のお饅頭を受け取ります。お寺にお渡しするとのこと。
ご友人「おう来たのか」
ヨシさん「ありがとうね。ちょっと頑張ってくるよ」
ご友人「あまり頑張るな」
ヨシさん「おう」
男性同士の友情は、見た目はあっさりとしたもの。
それでも、後で車内で「友達はありがたいな」とおっしゃっていました。
続いて、お寺に向かいます。
ヨシさんがお寺の事務長さんとお話されている間、石屋さんとご本人に頼まれて、私は石屋さんと一緒にお骨の数をお墓まで確認しにいきました。
戻ってくると、今回の訪問では墓じまいの手続きは行わず、再度検討するとのこと。時間は11時30分。
次の予定は、松本市内のご親戚と一緒にお食事です。
長野といえば、「おそば」。
お食事場所も蕎麦屋です。
最初にヨシさんをお店にお連れして、場所取り。
その後、こちらでご親戚宅まで伺って、お店までお連れしました。
一緒にどうぞということで、私もご一緒して食事をいただきました。
以前、個人的に上田を旅行した時、そばを注文すると、
一人前で二人前ぐらい出てきたので、びびって聞いてみたところ、
「こちらでは男性は一人前でちょうどいいぐらいです」
と店員さん。
実際、出てきたら普通に食べ切れました。
ヨシさんは天せいろを頼み、エビの天ぷらを2本、野菜の天ぷらをいくつかと、おそばを半人前ほど召し上がっていました。
ご親戚宅への帰り道は、ヨシさんもご親戚もご一緒に乗られ、お見送り。時間として13時30分前ぐらい。
ヨシさんにこの後どうします?とお聞きすると、
「宿に行ってしまいましょう」
とのお答え。
朝早かったし、お疲れですよね。
一路、宿に向かいます。宿は松本市内にある扉温泉「明神館」です。(「お宿編」につづく)