代表ブログ観光・介護旅行
【介護旅行】箱根に一泊二日で温泉とお酒を満喫(お宿編)
(「初日編」からつづき)
お宿である「箱根湯の花プリンスホテル」に到着です。
フロントでの受付をすませ、お部屋まで移動します。
歩けるよとマサさんからお話がありましたが、庭が立派でなかなか広いホテル(汗)。

とりあえず部屋まで歩いていきましたが、食事場所や温泉まで、毎回歩くのは少し大変そう。
二日目もあるので体力を温存しておいていただくためにも、車いすを車からとってきました。
マサさんにはお茶を飲んで少しお休みしていただきます。

ご本人をお連れする前にお風呂の様子を目視で確認します。
このタイミングで動線や手順をイメージします。
今回は大浴場で大丈夫とのことで、一般のお客さんもいます。
その中でお風呂での転倒は大変な事故になるので、目を離さない、手を離さないで動作できるように考えます。
お宿にシャワーチェアがあると事前に電話で確認していましたが、実際に置いてある場所も確認。
さて、バイタルをとってマサさんの体調に問題がないことを確認し、車いすに乗っていただきお風呂へ。
車椅子はお風呂場の前に置き介助しながら歩行で移動。
長椅子に腰かけていただきます。
こちらでロッカーを開け、マサさんには座ったまま脱げるところまで衣服を脱いだ頂き、ロッカーに入れていきます。
下着を脱ぐために立ち上がられるときには、すぐに手を伸ばして支えられるように準備。
一度座っていただき、私も衣服を抜いで違うロッカーに。シャワーチェアも準備完了。ヒヤッとしないように、温かいシャワーを出しっぱなしにしておきます。
介助して歩行しながら風呂場に入り、シャワーチェアを置いた洗身スペースへ。
無事に腰かけていただいたら、シャワーを全身にあびてもらい、頭髪とお背中だけ私でお手伝いしました。
その後、ご本人が洗身している間、隣のスペースでマサさんの様子を伺いながら、私も高速で洗髪と洗身を済ませました。
完了したので、ゆっくりと立ち上がってもらい、歩行介助しながら内湯の湯船へ。
まずは桶でお体におかけしながら湯温を確認していただき、手すりにつかまりながら入るのをお手伝いします。
高さもどれぐらいあるかお声がけしながらゆっくりと。
ちゃぽーん…
「あ~!いい湯だ…」
心からの声が聞こえてきます。
湯船沿いに背中を預けながら、足を延ばしてゆっくりされるマサさん。
隣でご様子を伺いながら私も足を延ばしてゆっくりさせてもらいました。
続いて、いよいよ本番の露天風呂へ。
露天風呂こそ、マサさんが求める硫黄の香りのする温泉なのです。
手すりにつかまりながら一段一段移動。
足もとにはやわらかいクッション性のある床がしいてあるので、すべりにくくしてくれています。
ちゃぽーん…
露天風呂の先には、まだ残っている桜が見えます。遠くでは鶯が鳴いているのも聞こえます。
「あ~!最高だね…」
硫黄のにおいに包まれながら、ゆっくりと温泉を楽しまれているマサさんお様子を見ることができ、良かったな~と私もしみじみ思いました。
5分ほどは浸かっていたでしょうか。
そろそろ出ましょうかとお話し、湯船沿いに移動しながら立ち上がります。
浮力があるので、介助はほとんどいりません。
手すりを使って移動し、シャワーチェアのある洗身場所へ再度座られます。
シャワーで簡単に体をお流しして、脱衣所へ移動。
一度、長いすに腰かけていただいてから、ロッカーをあけ、バスタオルを取り出します。
御身体をだいたい拭いてから、少したちあがっていただき、お尻の下に敷きます。
お座りになった状態で、下半身は拭いていきます。
衣服はロッカーから私が取り出し、マサさんにお渡ししてご自身で着ていただきます。
その後、私も急いで自身の用意をすませ、マサさんの髪を乾かすのをお手伝いしたり、お水を飲んでいただいたりしました。
すっかり満足された様子のマサさん。
気持ちはすでに次の楽しみである夕食へ。
車椅子で介助しながら食事処へ移動します。
広々としたきれいなお部屋。
畳の前で降りていただき、そこからは歩行を介助しながらお席へ。
池に面した眺めの良いお席でした。

焼酎を所望されたマサさん。
飲み方は水割りとのことでご用意いただきます。
ご要望もあり、私もたしなむ程度、いただくことになり乾杯!

さて、以前されたご病気から胃が小さくなっているとのことで、普段はそこまで召し上がれないとのことでしたが、残されはしたものの、ゆっくりと大部分召し上がっていたと思います。
ご家族のことやお仕事のこと、ご病気のことなど、お酒の手伝いもあっていろいろお話くださいました。
その方の来し方を知ることができるのは、こうした旅行の仕事の醍醐味でもあります。
デザートまで召し上がって、2時間ほどたったでしょうか。
ごちそうさまをしてお部屋に戻ります。
部屋に戻ってお薬を召し上がり、入れ歯を外して、おトイレへ。
横になられたマサさん。
私も自身の準備を終わり寝床へ。

夜中は、何度かお手洗いにいかれるご様子を拝見しましたが、とくに問題なくすまされていました。
翌朝、朝風呂に行きたいとのお話もあり、6時半ごろには起きましょうとお話でした。
その時間にアラームが鳴り、目が覚めると、マサさんはいち早く準備をされていました。
「早く行こう(^^♪」という感じが伝わってきて、準備を済ませて向かいました。
露天風呂に入ると、雲に包まれているものの、空からは鳥の鳴き声も響き、気分の広がる朝風呂となりました。
一度お部屋に戻り、準備をすませ、朝食へ。
朝食も盛りだくさんでしたが、お味噌汁やアジの干物など、美味しそうに召し上がっていました。

お部屋に戻り、1時間ほど休憩を。
私はその間、会社の仕事をさせていただきました。
その後、片付けを行い、パッキング。
大きな荷物は私で事前に車に運び入れておきます。
忘れ物がないか確認し、チェックアウトへ。
ホテルの売店で施設の方へのお土産をお買い求めになるマサさん。
自身にとおつまみも購入されていました(笑)
最後に、ホテルのフロントの方に記念写真も撮っていただき、二日目の訪問地へと出発しました。
(「二日目編」へつづく)