代表ブログ観光・介護旅行
【介護旅行】白骨温泉へ一泊二日「初日編」
(「白骨温泉へ一泊二日「準備編」からのつづき)
当日の朝、天気は今一つではありますが、雨は降っていませんでした。
8時30分過ぎ、マサさんの住むさいたま市内の介護施設に、当社の介護タクシーでお迎えに伺い、ごあいさつ。
新幹線で車いす移動ということもあり、お互い軽装、荷物はバッグ一つにまとめていました。
介護タクシーに乗り込み、いざ出発!
これからの行き先や、旅先で食べてみたいものなどお話しながら、旅気分が盛り上がってきます。
30分ほどで大宮駅に到着。
降車して駅の改札に向かいます。
駅構内はそこまで人は多くなく、車いすで移動するのもそれほどの苦労はありませんでした。
改札に到着し、駅員さんにお声がけ。
「介助はいりますか?」と聞いてくださったので、大宮駅では不要、乗り換え以降はお願いしますとお伝えしました。
ちなみに、介助に慣れていない方や初めての場所に行く方、プラットフォームと列車の間の溝に車椅子の前輪が挟まるのが怖い方は、遠慮なくお願いされるとよいと思います。
さて、新幹線までに少し時間があったため、マサさんの兵糧を買い求めにエキュートのお店「KITANO」へ。
「KITANO」は、全国各地のおつまみやお酒などが売られており、普段は見られない商品を楽しんで選べるので、旅に出かけるときにピッタリです。

お酒が楽しみというマサさん、そのまなざしは真剣です(笑)
3つほどおつまみを選定し、500mlビールも購入。臨戦態勢です!
15分ほど前になったのでプラットホームへ移動。
車いす用の席がある号車前まで歩きます。
新幹線に乗られるのも久しぶりとのことで、グーっと車両が近づいてくるところも一緒に拝見させていただきました。

さて、車両に乗り込みます。
座席は二つ用意してくれており、その隣に車椅子を固定させることができます。
少し歩くことができるマサさんも、背もたれがあるほうが楽なので、座席に移動してもらいます。

ビールとおつまみを用意し、さらに旅行雑誌を開きながら、旅先のことをお話します。
「アユの塩焼き」など、川魚が食べたいなとおっしゃるマサさん。
ここはどうですかと会話していると、あっという間に長野に着いてしまいました。正味1時間でしょうか。
さて、長野駅に到着するとプラットフォームには駅員さんの姿が。
大宮駅で頼んでいた通り、スロープを用意して待っていてくれます。
また降りた後も、乗り換え場所まで案内してくれます。
初めての場所でも安心です(^^♪ありがとうJRと駅員さん!
途中で一度お手洗いに行き、用を足していただきます。
続いて乗るのは「特急しなの」。
乗り込みの際も駅員さんがスロープを出してくれました。
私、特急に車椅子でご一緒するのは初めてでした。
車いす用車両では、通路も通常より広くつくってくれています。
予約席の横に車椅子を置くこともできます。
手すりのついているトイレまで車いすで近づくことも可能です。
ただ、全般的に新幹線よりは狭めなので、とくにおトイレは事前に済ませておくことをお勧めします。

緑が多い景色に外を眺めながら、お酒をのみながら、おつまみを食べながら、過ごされるマサさん。
カメラを向けると自然と笑顔を浮かべてくれました。
特急の移動時間はわずか45分ということで、あっという間に「松本駅」に到着。
大宮駅からの移動時間は、2時間程度です。
車で移動すると5時間近くかかるので、長い時間座っているのが大変な方も、公共交通機関を検討されてみてはと思います。
松本駅を降りると、なぜかゴジラの巨大模型が!
一緒に写真に納まり、嬉しそうなマサさん。

途中から雨が見えていたので、どうかなと心配しましたが、小雨程度におさまっていました。
車中でここと決めていた駅チカの蕎麦屋さん「和利館」に移動します。
若干の段差がありましたが、店内は車椅子で入ることができました。
座席は蕎麦屋のものに移動していただきます。
もともと、ネットで調べたメニューでは「アユの塩焼き」が表示されていましたが、今年は不漁で出していないと…。
気を取り直して、マサさんは蕎麦焼酎の蕎麦湯割り(はじめて見ました!)と馬刺しを注文。
私は蕎麦の三種盛り(野沢菜と山菜、きのこ)をいただき、一つをマサさんに差し上げました。
「うまいうまい」と笑顔で召し上がります。

お酒の勢いも借りてか、どんどん元気になるマサさん。
普段は割とおとなしいご性格とのことですが、カメラを向けるとグッドポーズをとってくれました。
さて、食事も終わり、レンタカーを借りに駅の反対側に移動します。
駅構内のバリアフリートイレで用を足していただきます。
駅の反対側は「アルプス口」となっており、その名の通り、降りるとアルプスの山々が見えました。
ちょうど雨が止んだところで、ところどころ雲がアルプスの山々を包んでいる様子が、とても幻想的に見えました。

レンタカーを借りて、車いすはたたんで後部へ収納。
もともと天気が悪ければそのまま宿へ向かおうかという話になっていましたが、だんだんと良くなってきたのを見て再度相談。
美ヶ原高原という見晴らしの良いところまで行ってみようということにしました。
松本の町を通り抜け、山に入ります。
ぐんぐん標高が高くなってくる感じです。耳の中がキーンとしてきます。
ぐねぐね曲がる山道で、マサさんのご気分も確かめながら進みます。
1時間半程度で到着。
残念ながら、遠くまでよく見えるということはありませんでしたが、空気の良さと、涼しさを通り抜けたちょっと肌寒いぐらいの高原の空気を満喫しました。
道の駅のようなところでトイレ休憩をとり、こんどはお宿のある「白骨温泉」へと向かいます。
美ヶ原高原からの下山途中、雨が降り始めました。
雨の中車を走らせる中、マサさんが昔の思い出をぽつりぽつりと話し始めます。
学校時代のこと、社会人になってから、両親を看取るまで…
いいことばかりではないのが人生で、つらい思い出も、雨模様につられてか、様々お話くださいました。
さて、松本市の街中を改めて通り抜け、上高地の方面へ。
道中、たくさんのバスが通っているのを目にしましたが、大半のバスは上高地へと向かうバスの模様。
そういえば、昼食をとった蕎麦屋のおかみさんも、海外の観光客の多くは、上高地へ行くことが目的みたいと教えてくれていましたっけ。
到着の45分ほど前でもう一度トイレ休憩をとり、さらに山奥へ。
ダムも三か所通り抜け、心臓破りのような坂道を抜け…やっと着きました!
ちょうど雨が強く降っており、宿の方が案内してくれて本来の停車場所より玄関近くまで車を入れさせてもらえました。
(白骨温泉へ一泊二日「お宿編」へつづく)