【介護旅行】河口湖に一泊二日(お宿編)
さて、ハシさんの河口湖旅行ですが、いよいよお宿の「富士レークホテル」に着きました。1932年創業の老舗のホテルだけあって、湖畔と富士山を両方眺められる、とても良い立地にあります。
スタッフの方も親切で、出口まで出迎えてくれて、こちらが駐車場に車を停めている間に、荷物や車椅子に乗られているご本人を中へとお連れしてくれました。チェックインも、車椅子のご本人が見やすいよう、ロビーのソファで行ってくれました。
到着時刻が17時前ぐらい。夕食まで時間があるので、18時よりのバリアフリーのお風呂を予約して、先に入ることに。それまでの間はゆっくりと横になってもらうことにしました。
お部屋に入ると、このような雰囲気。
ベッドにも、手すりと昇降機能がついています。
トイレも手すり等がついており、車椅子で乗り入れることが可能です。
部屋のお風呂も雰囲気があります。しっかりと手すりが必要なところに着いてもいます。
10分ほど前に横になられていたハシさんにお声がけし、バイタルチェック。問題なし。車椅子に移乗していただき、フロントへ。
フロントのスタッフがキーを持って、一緒に貸切風呂へ。昇降機の使い方を実演しながら説明してくれるとのこと。
お風呂場に入ると、入浴用の車椅子が何台も。洗浴用の椅子もありました。これはありがたいですね。
お風呂の昇降機はこのようになっています。
上がるのは機械の力、横に動かすのは人力(介助者がご本人と息を合わせてやるのが吉です)、また湯船に浸かるように下がっていくのは機械の力です。
身体を流すのをお手伝いして、無事に湯船に浸かることができました。気持ちよさそうに足を伸ばされていました。
お風呂から出て、よく身体をお拭きして、髪をドライヤーで乾かします。そして保湿クリームや痒み止めの軟膏を塗布します。処置に時間がかかる方は、事前に脱衣所をエアコンで温めておくのが良いです。
お部屋に戻って、水分を補給していただいてから少しゆっくりお過ごしされます。すると「ピンポーン」。ホテルのスタッフさんが部屋食のお届けに来てくれました!
一口大に切ってもらっているハシさんのお食事。嚥下が悪いハシさんでも飲み込みやすいように、すり鉢とすりこぎ棒で滑らかにすりつぶしていきます。(ご興味ある方は、こちらのブログをご覧ください)
一つのおかずをすりつぶし、少し洗浄しては、次のおかずをすりつぶす。ゆっくり召し上がるハシさんなので、ちょうどスピードは良かったかもしれません。
全体の半分ぐらいを召し上がり、「お腹いっぱい」と。少し食休みされている間に、私もお食事をいただきました。
夕食後薬を飲んでいただき、入れ歯を外していただきコップにいれます。さらにうがいをしてもらってからおトイレにご案内。ベッドに横になっていただき、一日目はこちらでお休みなさいです。